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English |
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E01 |
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ことばの由来 --
特別英語番組。どの国にも、独自の言い回し、独特な表現がある。そして、今使っている話しことばの一部になっている。それぞれの表現には、それにまつわる話がある。 |
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E02 |
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きょうの話は、「本物」ということばを取り上げ、それがどのようにしてでき、アメリカ英語の一部として認められるようになったかについてである。もしもだれかが、ある人をまたは何かを”the
real
McCoy”だといったら、それは本物であるといっている。つまりそのような人、または物に、とって代わるのがないということだ。これは、最高級のほめことばである。いくつかの説があり、どうしてこのことばが一般的に使われるようになったかを説明している。おそらく、最もよく知られている話は、有名なボクサー、ウエルター級世界チャンピオンであったチャールズ・キッド・マッコイにまつわるものだろう。 |
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E03 |
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ある日、マッコイはあるバーで女友だちと一杯飲んでいた。ある男が寄って来て彼女にいやがらせをした。マッコイは、事を荒立てたくなかったので、彼に向こうへ行くようにと頼んだ。彼はいった。「私はキッド・マッコイだ」それ以上いう必要もないだろうと思った。しかし男は彼を信じなかった。彼はいった。「そうかい。もしあんたがキッド・マッコイなら、おれはジョージ・ワシントンだ」そして、チャンピオンの友だちへのいやがらせをやめなかった。マッコイは、その男を握りこぶしで殴った
-- 強くではなく、実際には軽いパンチだった。男は気絶した。 |
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E04 |
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10分ほどして気がつくと彼はいった。「本物のマッコイだ」キッド・マッコイがいったように、”the rea1
McCoy”という表現はこのようにして生まれた。 |
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E05 |
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しかしほかの説もある。そのうちの一つは禁酒法の時代にさかのぼる --
アメリカで、ウイスキーを売ることが違法だったころである。法律に違反してはいたが、多くの人々はウイスキーを、それも質の悪いウイスキーを売っていた。彼らが何も恐れずにこれをやったのは、だれもその行為に対して手を打てなかったからである。ウイスキーを買うことも、売るのと同じく違法であった。しかしその中にも1人だけ正直なディーラーがいた。彼の名前はマッコイ。彼は質の悪いウイスキーを客に売ることをしなかった。彼は高級輸入ウイスキーしか売らなかったのである。いつのまにか、彼のウイスキーは最高級品という代名詞になり、”the
real McCoy”と呼ばれるようになった。このことばは禁酒法時代後も残り、一般的な表現となった。 |
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E06 |
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どちらにせよ、いかにこの表現が始まろうと、”the real
McCoy”は、だれでも理解できることばである。意味は最高ということであり、まさに特別なほめことばなのである。 |
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日本語訳 Tsuneo Kimura
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