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Words and Their Stories

English

 

ハロー Hello

 

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E01


ことばの由来 -- 特別英語番組。どんなことばにも、それにまつわる話がある。どこから出たのか。どのようにしてアメリカ英語に入って来たのだろうか。きょうのことばは「ハロー」である。

 

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E02


「ハロー」ということばは、たぶん英語のどのことばよりもよく使われているだろう。アメリカ人でもそのほかの国の人でも、毎日、何度も何度も使っている。電話をとって最初に聞くことばは「ハロー」である。もしも相手がイギリス人だった場合は、「いますか」というかもしれない。

 

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E03


このことばは、どこから来たのだろうか。いろいろな説がある。ある人はフランス語のHo と làから来たという。"Ho there"(ちょっと、そこの人)という意味である。このあいさつがイギリスに渡ったのは、1066年にノルマン人がイギリスを征服した時かもしれない。"Ho there"は、しだいにほかの形に変わった。"hallow"ということばがイギリスでよく使われていたのは、1300年代のこと、詩人ジェフリー・チョーサーのころである。200年後のシェイクスピアの時代には、"hallow"が"halloo"になり、後に"halloa," "halloo," "hollo"のような発音で水夫や狩人によって使われるようになった"halloo"という発音は、今日でもきつね狩りをする人々が使っている。時がたつにつ れて "hal1oo"と"halloa"の発音は"hullo"の発音に変わった。そして1800年代には、このようにいってアメリカではあいさつをかわしていたのである。

 

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E04


アメリカの発明家トーマス・アルバ・エジソンが、"hello"ということばを初めて使ったといわれている。1800年代の終わりごろ、彼が電話を発明したすぐあとのことである。初め、人々があいさつを電話でする時に使ったことばは、「いますか」であった。彼らは、この新しい機械が、本当に声を伝えることができるかどうか怪しいと思っていた。しかしトム・エジソンは口数の少ない人だった。時間をむだにはしなかった。初めて彼が電話をとった時は、だれかいるかとはたずねなかった。彼は、だれかがいることはわかっていたので、ただ"Hello!"といった。

 

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E05


この時から、わずか100年ほど前のことだが、"hullo"が、今日使われている"hello"になったのだ。不思議なことだが、最初の電話が1878年にコネチカット州のニューヘブンにひかれた時、人々は"Hello"とも"Hullo"とも"Halloo"ともいわなかった。彼らが電話に出ていったのは、水夫が船を呼 ぶ時のように"Ahoy, ahoy there."だった。このような電話のあいさつが長続きしなかったことは感謝すべきである。

 

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E06


もちろん、ほかにもアメリカ人のあいさつはある。少し前までは、人々は"How are you?"と、だれかに初めて会うといった。それが後に"Hiyah"になった。それから2音節でも長すぎると思ったのか、"Hiyah"が"Hi"になった。アメリカでの電話の応対には、まだ問題があるようで、電話会杜では、トーマス・エジソンの"Hello"でも長すぎると思っている。

 

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E07


「なんという時間のむだだ」と電話会社はいう。「ただ電話を取り上げて、名前を告げ、話を始めればいいではないか」

 


日本語訳 Tsuneo Kimura

 

 

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