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English |
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E01 |
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ことばの由来 -- 独特なアメリカ英語表現についての番組。どんな言語にもあるように、アメリカ英語にもいろいろと独特な言い回し --
イディオムと呼ばれるものがある。そのような変わった表現を説明することは、なかなかむずかしい。その表現は国民の日常生活の中から生まれ、アメリカ英語の一部となる。これらの表現のうち、あるものは長い間使用されるが、あるものは短期間で消えてしまう。しかし、そのどれもが、ある国民について多くを語っている
-- その文化、生活様式についてである。そんな表現の一つが、アメリカですでに100年も使われている“to pass the
buck"である。意味は、責任をとることを拒否し、他人に何かを決定させたり、自分の代わりを務めさせることである。 |
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E02 |
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ハリー・S・トルーマン大統領がこの表現を有名にしたのは、25年以上も前のことである。トルーマン氏は、標識を机の上に置いた。それにはこう書いてあった「責任は、ここで止まる」意味は明解である。もしアメリカ合衆国大統領が職務を執らず、重要な国家の問題について最後の判断を下さなければ、一体だれがやるのだろう。大統領が責任をとらず、他人に責任を押しつけるようであれば、自分がすぐに困った立場におかれることになるだろう。 |
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E03 |
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この表現はどこから来たのだろう。これは、どうもトランプ・ゲームのポーカーから出たようである。このゲームでは、プレーヤーが順番にカードをまぜて配るのだ。この表現が生まれたのは西部のとばく場でのようだ。そこでは、1ドル銀貨つまりバックをプレーヤーの前に置くことによって、次にカードを配る親であることを示した。1ドルは紙幣でも貨幣でも
バックと呼ばれた。今でもそうである。なぜかはだれも知らない。 |
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E04 |
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強い指導者は、もちろん決定を下し、危険を冒し、責任をとる。たいへんに危険なこともある。どんな判断でも、大きな災いにつながるかもしれない。軍隊の指導者にとっては、それは敗北と破滅を意味し、ビジネスでは倒産、失業を意味する。だからずっと楽なのは、他人に責任を押しつけ、その人たちに危険を冒させることである。しかし、だれも他人に責任を押しつけるような人を好きにはなれない。そういう人はすぐにわかり、「責任のがれをする人」というレッテルを張られるのである。しかし
それでも責任のがれの人は至る所で我々の中に見受けられる。歴史上、最も有名な責任のがれの者は悪魔だろう。古代の神話から、それがうかがえる。ただ一度、悪魔が自分で何かしようと思ったのは、神にそむき、その座を奪おうとした時である。しかし神は、悪魔を追放した。それ以来、彼はほとんどの精力を責任を転嫁し、他人に自分の仕事をやらせることにそそいでいる。 |
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日本語訳 Tsuneo Kimura
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