アドバイス

 

最初のうち慣れるまでは、まず日本語訳を 全部さっと読んでしまって概要をイメージとして持ってから、英語のリスニングやリーディングに集中するのもひとつの方法です 。知らない単語や表現などを辞書や文法書で調べるのは自力で英語理解を試みた後に。

1. (必要ならば)日本語訳を読む

2. 英語を聴く(読む)

3. (必要ならば)単語の意味を辞書で調べたり、文法書を確認する

Special Englishの発話は1分間に約100語のスピードです。英語文章(文字)を1分間に100語以上にスピードで読んで理解できない人は、同じスピードで発せられては消えてゆく音声を聞き取ることはできません。中学校程度以上の英語の基礎知識が多少なりともあるにも かかわらず、速く読むことができないのはほとんどの場合下のことが原因です。

1. 英語をその語順のまま読めていない、読み返しが多い

2. 英語をいちいち日本語に置き換えて (語法、構文を考えながら)理解している

3. わからないところに出くわすと、動揺して思考がストップしてしまう

4. 読む(英語に接する)絶対量(積み重ねの経験)が足りない 

Special English特集番組 4分ものは約400語、15分ものは約1,500語で構成されています。4分番組のスクリプトを少なくとも4分以内、15分番組を15分以内に読んで内容を理解できない人は、音声で理解することはできない(難しい)ということです。

英文(スクリプトを使って)を速く読む練習(英語を英語の語順のまま日本語に訳さずに読む)は、英語の発話スピードに対応して「聴く力」の向上にもつながることを覚えておいてください。


学習材というのは使い手の負荷のかけ方次第でさまざまなレベルの方が活用することができます。Special Englishを1分間に100語で読めるようになったらそれで終わりではなくその人は1分間に150語に挑戦してください。1分間に150語で読める人は1分間に200語に挑戦してみてください。要は使い手の工夫と応用です。

 

親切教材の落とし穴: 日本語訳に依存するクセがつかないようにご注意を!

基本的に(コミュニケーションにおいて)英語を理解するということは英語を一旦、日本語に置き換える(訳す)、文法的に構文や語法を分析して説明をつける、ということではありません。

英語の意味やニュアンスを英語からイメージ(頭の中にその状況や状態の映像や印象を思い浮かべる) 化して取り込むことを試みずに、英語を文法的に分解・分析して、英語を逐次日本語に置き換えて理解して行く作業に没頭していてはいけません。

用意されている日本語の訳や注釈は、学習において、英語の大意やニュアンスを事前にイメージとして描いておくためのとりかかりのヒント、または英語を聴いて(読んで)イメージした ことを、後に確認用として用いるものであるととらえてください。

上ですでに書いたように、学習をはじめたばかりでまだおおよその大意を掴むことが困難なような場合は、英語に取り組む前に日本語訳を読んでしまって概要をイメージとして掴んでから 、その後、英語に集中して聴いて(読んで)みてください。

学習の過程では、英語のままではイメージとして捉えにくい場合など日本語の思考で考えてみたり構文や文法的な用法知識から理解を試みるアプローチも時には必要になります。しかし、 コミュニケーションのための英語理解では内容把握にスピードが伴なっていなければなりません。

日本語の訳や注釈との対照、英和(和英)辞書、文法書の参照などに学習の作業と時間の大半を費やし、日本語の思考で意味や理屈を理解・納得することで学習達成感を得て終わってしまっている人は少なからずいます。 つまり、英語そのものに向き合って、英語の理解学習(訓練)をしたのではなく、一旦、日本語に置き換えた英語の内容を日本語の思考を通して内容を把握したという「わかったつもり」止まりで終わってしまっているのです。学問、教養、趣味としての英語学習ならそれでもよいのでしょうが、コミュニケーションのための英語能力上達に向けた学習ならそれで終わっていてはダメです。

「英語を日本語に置き換えずに意味をイメージとして理解する」「英語を英語の語順のまま頭から理解する」を常に意識して英語に接してゆかないと スピード理解できるようにはなりません。それにはとにかくたくさんの英語を聴く(読む)ことです。

文字の場合は 逐次日本語に訳したり、構文を考えて日本語の思考で意味が通るように組み替えることも時間をかけることでなんとか理解し相手に応えることができるかもしれませんが、発せられてはすぐに消えてゆく会話(音声)などの コミュニケーションの状況ではそんな余裕はありません。

英語を英語のまま理解する学習における日本語訳の位置づけは自転車の練習につかう補助輪のようなものともいえます。本当に乗れるようになるには補助輪付きの練習である程度の感覚を習得したら、転倒 (誤解)を恐れずにどこかで思い切ってはずして自立して走れる練習に移らなければなりません。英語学習における日本語解説はあればあったで便利で安心感を得られることと思いますが、くれぐれも日本語訳依存症に陥らないように してください。 実際のコミュニケーションの現場ではまずほとんど日本語訳の手助けはないのですから。

大意と話の流れを見失わずに聴く(読む)ことができるようになってきたら、早いうちどこかで日本語の補助への依存から自立する思い切りも必要です。

Special Englishであろうと、きっと、わからないところには出くわすことでしょう。わからないことに出くわすこと、誤解することを恐れていてはいけません。

Special Englishは学習者が不慣れな言葉や専門用語などは その前後でできるだけ説明がつくように配慮されています。それでも聴き(読み)進めるうち あいまいなところやわからない単語などに出くわすこともあるはずです。しかし、そんなことで決してあきらめたりしないでください。

外国語を学ぶ上であいまいなところやわからない単語・表現などに出くわすのは日常茶飯事のことであり、そのたびに挫折していては語学学習は一向に前に進みません。 Special Englishであろうと、わからないところには出くわすことでしょう。わからないところはまずは前後背景から意味を推測する(それでも皆目検討もつかないのならその場は、「なにか」としてしまいましょう)。その場で自分がわかることをヒントに話の流れと大意を掴む試みをするのです。 大胆に。そうやってまずは中断することなく聴き(読み)進めることをお勧めします。 自分なりにでも文脈に沿って大胆に推測を働かせて意味をとる試行の積み重ねが力になります。経験を積み、慣れてくると知らない言葉も前後からその意味が見えてくるようになります。

わからないことを調べるのは大変結構なことです。しかし、辞書などを使ってわからない単語や表現を確認するのは、まず自力で大胆に推測を働かせて一通り趣旨と話の流れを (大胆に)掴む努力をした後に必要に応じてお好きなだけどうぞ(事前に知らない単語などを拾い上げて調べるのでもその都度、途中中断して調べるのでもありません)。