コレラ感染と闘う布フィルター
数年前、研究者たちはある大きな問題に対する簡単な答えを発見しました。彼らはコレラを発症するバクテリアは簡単な布フィルターで飲み水から除去できることを見つけました。川や湖からの水を何枚も重ねた布を通過させると、コレラ菌のような小さな生物体を捕まえることができるのです。
バングラデシュで3年間にわたる研究が行われました。アメリカとバングラデシュの科学者たちはコレラが大きな健康問題となっている国内65の小さな村を訪ねました。彼らはサリーを布フィルターとして使うことを試しました。サリーはバングラデシュのほとんどの女性が着る伝統的な衣です。
ひとつの群落の人々は8回折りたたんだ古いサリーの布を飲み水のフィルターとして使いました。別の群落の人々は近代のナイロンフィルターを飲み水用に使いました。そのほかの村の人々はフィルターを使わずに伝統的な方法で水を集め続けました。3つに分けた村々の各グループで約4万4千人が調査されました。
メリーランド大学カレッジパーク校のRita
Colwellはこの研究を主導する手伝いをしました。彼女によると古いサリーから作ったフィルターを使った村の人々が最もコレラ発症が少なかったと言います。また、研究者たちは、サリーの布でほぼ99パーセントのコレラ菌を濾過して取り除くことができることを発見しました。Rita
Colwellが言うには、古いサリーの布は繰り返し洗濯されてきているので一番効果があったとのことです。彼女によると、布を洗濯すると素材の糸と糸の間の空間が狭くなるので、より小さな粒子がひっかかるとのことです。
コレラは体内で5日以内に発症することがある腸の伝染病のひとつです。下痢や嘔吐を引き起こして急速に深刻な脱水状態を生じさせることもあります。もし、治療がすぐに行われなければ、コレラは死をもたらすこともあります。5歳より下の年齢の子供たちが最も危険です。
コレラ菌を含む水を飲んだり、食べ物を食べたりすることによってこの病気にかかります。この病気は不潔な水や人の排泄物の処理システムが整っていないところで非常に多く見られます。
最近の世界保健機構のインターネット上のコレラに関する年次レポートは2002年のものです。その年、52カ国で総計14万2千の症例が報告されました。これらの感染は4千5百人以上の死をもたらしました。
Cloth Filters Fight Cholera
VOA Special English
14 February 2005