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時制の一致について Frequently Asked Questions


 

過去の事実、現在の状況、未来に起こると思われることを(報道の時点での最新情報として)聞く人に簡潔・明快に伝えるために、学校で習ったような文法の「時制の一致の原則」どおりとはならないことがあります。VOAのニュース、特集番組でも 頻繁にそのようなセンテンスを読み聞きすることになります。例えば次のような文です。

1. She said that he will visit the United States.
      (彼女は言った / 彼は合衆国をおとずれるだろうと)

本来、 「時制の一致の原則」として学んできた文法規則に従えば

2. She said that he would visit the United States.

のように、本来主節が過去時制の場合、従属節の動詞は過去時制または過去完了時制とならなければならないということになります。そうなっていないことには理由があります。

上記 1 は今日の時点(放送日時にアナウンサーが報道する時点=リスナーが聞き知る時点)から見た状況説明す。
上記 2 の場合は「She said...」とあるその過去の時点(述語動詞の時制)に基づいて、heの状況を言い述べています。

上記 1  の場合 he will visit と言われることによって聞き手(聴取者)は「彼(he)は今日の時点(放送日の時点)ではまだアメリカに行っておらずこれから行く」ということが(she がそう言ったという過去の事実と he の放送日の時点での行動の状況が補足説明を加えることなくこの一文だけで)わかります。

上記 2  の言い方だと、聞き手は「彼(he)は彼女がそう言った過去の時点から今日の時点(放送の時点)までの間にすでにアメリカに行った」のか「 彼女が過去にそう言ったという事実を伝えることはできても、彼(he)に関しては今日の時点(放送の時点)においては未だアメリカに行っていない(これから行く)」のか 、実際のhe の行動についてどういう状況にあるのか、この一文だけでは明確にわかりません。

上記 1  のような表現を使っているのは、発信者として聴き(読む)人たちに対して過去の事実、現在の状況、未来に起こると思われることを簡潔・明快に伝える意図・配慮です。 これはVOAのような報道ニュースのみで行われる特殊な言い方ではなく、実際のコミュニケーションにおいても、その時点から見た、過去の事実、その時点(現在)の状況、未来に起こると思われることなどをあなたが相手に簡潔・明快に伝えたい際にももちろん使えます。

たとえ文の主節が過去時制でもそれにとらわれずに、英語の語順で節ごとに、過去の事実、現在の状況、未来に起こると思われることを理解するようにしてください


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