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  コミュニケーションのための英語を学ぶ際に心がけたい大切なこと

 

 important

 1.  英語を英語の語順のまま意味のまとまりごとに理解する

 2.  逐次日本語に訳した(置き換えた)上で理解しようとするのではなく、インプットした英語をイメージとしてとらえる

 3. わからな単語や表現に出くわした際は、背景や前後の話の流れから推測を大いに働かせる
 

基本的に、「対人コミュニケーションにおける英語理解」というものは「英語を日本語に訳して理解する(英語を分解して日本語の思考で日本語の語順に置き換える )」、「文法的に英語の構文や用法を解析して説明できるようになる」ことではありません。 それも理解手順のひとつではありますが、それに固執している限りはコミュニケーションで使える英語能力を身につけることはできません。なぜなら、実用の英語能力にはスピード対応力(処理力)が要求されるからです。

これは頭で理解してすぐさまできるようになるものではありませんが、実際にたくさんの英語を聴く(読む)行動を積み重ねることで 誰もが体得できます。インプット(聴く・読む)は散発的(時々)でなく継続的(できれば毎日)に、学習の手本となる良質な英語を大量(1日数分より細切れでも 累算して数時間単位)に行うことが学習効果を高めます。

理解のあいまいなところ、わからないところはすぐに調べてその場で解決したいと思うのが人情ですが、辞書を片手にところどころ中断しながら 日本語意味と対照して英語を聴く(読む)のではなく、仔細にこだわらず現在の英語力と知識を総動員して、とにかく 話の流れと全体の趣旨を掴みとることに集中してください。 間違いを恐れることなく、あいまいなところやわからないところもまずは自分なりに 前後背景から意味を推測することです。その積み重ねが力になります。学校で学ぶような基本的な文型や基礎的な文法事項を多少なりとも知っていて、Word Book 1,500語の単語をおさえておけば、Special Englishを理解する上で全くのお手上げ状態ということはないはずです。調べものをしたり和訳・注釈、文法解説等を参照したりするのはその後で。

教材などで用意されている日本語訳などは、英単語の意味や文中におけるその単語やフレーズのニュアンスをイメージとして記憶するためのとりかかりのヒントであると捉えてください。英語の意味やニュアンスをイメージ化(頭の中にその状況や状態の映像や印象を思い浮かべる) して取り込むことを試みずに、英単語と日本語意味を対照した機械的な丸暗記と対照置き換え作業に没頭していては、その苦労の割りには 「コミュニケーション力向上のための英語学習」の実効は期待できません。
 

英語を日本語に変換して日本語の思考で理解・納得して終わってしまってはいけません。なぜなら 「英語を日本語に置き換えて意味を説明したり、文構造・語法を解説する」ことではなく「英語を英語のまま理解できるようになること」が 「使える英語力を身につけるということ」なのですから。  たとえば、日本語には上手く訳せないけれども、英語が言っていることは自分の中ではイメージできているということもあってよいのです。 

 英語理解(イメージ)--→日本語 [日本語にするのは英語 で理解(イメージ)したことを、さらに日本語にして説明する必要がある場合]
× 英語→日本語→理解

もちろん、外国語学習の段階においては、部分的に一旦、日本語の思考に切り替えて、論理的に理解を試みるということもあってもよいのですが、基本としてこのことがわかっていないと、実用を目指すあなたの英語学習は無駄に遠回りすることになります。

学習の過程では、英語のままではイメージとして捉えにくい場合など日本語の思考で考えてみたり構文や文法的な用法知識から理解を試みることも必要になります。しかし、冒頭に記した「英語を日本語に置き換えずに意味をイメージとして理解する」「英語を英語の語順のまま頭から理解する」を常に意識して英語に接してゆかないと、文字は時間をかけることでなんとか理解し応えることができても、会話(音声)を即座に理解しそれに応えることができるようにはならないということを常に心に留めておいてください。 対人コミュニケーション、特に会話においてはスピード処理能力が重要になるからです。

くれぐれも日本語訳依存症に陥らないように してください。 日本語解説はあればあったで便利で安心感を得られることと思いますが、 過度の依存は最初から英語を日本語の思考で考えるクセに陥りやすく、あなたの英語の上達を遅らせることになりかねません。早いうちどこかで日本語の補助 への依存から自立する思い切りも必要です。

なお、単語は単独で覚えるのではなく用例文と併せて実際にどのように使われているのかを知りながら覚えることをお勧めします。

また、英文などの意味をとる際に関係詞や接続詞のうしろなどから「〜したところの〜」というように英語の語順に逆らって訳し上げをしていては英語を日本語に置き換えて理解しようとするクセからはいつまでたっても脱却できません。 訳読、訳し上げをしている限り、速く読もうとしても英文を読むスピードも一向に上がらないはずです。VOAのSpecial Englishは1分間に約100語、Standard Englishは約150語のスピードで話されます。文字情報をこれらを上回るスピードで読んで理解することができない状態(能力)では 発せられては瞬時に消えてゆく音声情報を聴き取って理解することは到底できません。速く読めるようにするには、英語の語順に逆らわずに英語の語順のまま、英語を日本語に置き換えずに理解することを念頭に練習することです。

多くの英語を聴き、読むことを積み重ねて英語に慣れることをどうぞ愚直なまでに実践してください。英語経験を重ね、英語を英語の語順でそのままイメージとして理解する感覚が身をもってわかるようになると学習成果は 自分でも驚くほど加速度的に伸びはじめます。

英語学習の構造などについて、より論理的に知りたい方は英語学習の手引きをお読みください。

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