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8. 「継続的かつ量的な英語経験」が成否をわける重要なポイントです  (8/11)

あなたが実用レベル以上の英語コミュニケーション能力習得を目指し、学習活動に実質的な成果を求めるのならば、継続して日々できる限り英語と接する量(機会)を増すことは絶対に無視してはならない重要なポイントです。よく「継続は力なり」といわれます。その通りです。しかし、たとえ毎日の継続学習をこころがけていていても英語への接触量が充分に伴なっていなくては(無駄ではありませんが...)実用の英語コミュニケーション能力の習得を目指す学習活動の実質的な進捗・成果をあげるという点では「焼け石に水」感は否めないのが現実です。

「少しずつでいいから、コツコツがんばろう!」というのは継続の大切さを説く励ましの言葉としては良いのですが、あえて辛辣に言えば、英語能力向上学習の実効を確実にあげることを真剣に目指す人には適当ではありません。定着化していない状態の記憶や感覚は「塵もつもれば山となる」と質量 や品質・価値などが時間がたっても不変な「物質」を溜め込むようなわけにはいきません。 コツコツ少しずつではとても追いつけません。「継続的かつ量的な経験(訓練)」で定着化を図り、それを促進しなければ、悲しいほどあっという間にどんどん忘却のかなたに消えて 行くからです。 特に核となる英語の基礎体力がまだ築けていない段階では定着化の効率はどうしても低くなります。 最初ほど大変だから語学(外国語としてのことばの習得)は難しいのです。 逆に英語の基礎体力がすでに築くことができているところまで到達できた人は、それを核にして英語経験(訓練)を積めば積むほど「雪だるま式」にどんどん加速度的に知識や感覚を吸収し てそれらの定着化を図ることができるようになります。だからこそ、これから英語に接しはじめる方はどうぞできるかぎり間をあけず継続的に大量インプット(聴く・読む)を行ってください。

総じて学校で学ぶような基礎の学習を終えた段階からメキメキ力をつけてゆく人と、いつまでも低迷してしまう人との学習の成否を分ける決定的ともいえる大きな違いは 「英語の訓練・経験の密度(頻度)の高さと絶対量の違い」です。たとえ何年も何十年も英語を勉強していてもそれが途切れ途切れの散発的な学習の繰り返しであったり、英語に接する経験・訓練の絶対量が伴なっていなければ、期待に反してあまり成果が上がらないのは当たり前のことなのです。

着実に力をつけている人は毎日継続的に数時間単位、年間の累計にすれば数百から数千時間に及ぶたくさんの英語に接しています。ひとつの目安として1日3時間で年間約1,000時間強の英語経験(学習)量になります。年に1,000時間程度でさえも国内では特別な環境に身を置かない限り、自己学習活動を主体とした英語経験 (訓練)学習の積み重ねという自助努力ぬきにはなすことのできない量なのです。意識せずとも英語と関わる機会をふんだんに持てる環境にある方はよいのですが、そうでない方は自らその機会を求め工夫しなければいけません。
 
参照:英語学習の構造 [5] どれくらいの学習時間で英語能力は伸びるか [PDF]

「密度(集中度)と量のともなった経験(訓練)を積むためには時間がかかることを覚悟しなければならない」と聞いてうれしい人はいないでしょう。しかし、それが国内の一般的な環境下に身を置いて実用を目指す英語学習に励むあなたに実質的な成果をもたらすのに必要な条件です。

学習を開始して最初のうちは自分のペースで少しずつ英語を聴く・読む学習を進めても良いと思います。新しい生活習慣を取り入れるには順応期間も必要でしょう。意気込みすぎて三日坊主で終わってしまうのでは意味がありませんから。 ただし、日々続けて英語に接することが習慣になってきたら、どうぞ量を増やすことを忘れないでください。

ここで「量的な英語経験」とは、英語そのものに接する量のことを言っています。毎日英語学習に時間を割いてがんばっていても 、その大半を日本語の訳や注釈との対照、英和(和英)辞書、文法書の参照など、「英語を一旦、日本語の思考に置き換えた上で納得する」ことに費やし、英語を英語のままその語順でイメージとしてスピード理解する、英語に慣れ親しむ中でリズムや語感を体得する英語経験の積み重ねにはほとんどなっていないということにならないように注意してください。-- 英語を日本語に変換して日本語の思考で理解・納得して終わってしまってはいけません。なぜなら 「英語を日本語に置き換えて意味を説明したり、文構造・語法を解説する」ことではなく「英語を英語のまま理解できるようになること」が目的なのですから。  

たとえば、日本語には上手く訳せないけれども、英語が言っていることは自分の中ではイメージできているということもあってよいのです。

 英語理解(イメージ)--→日本語 [日本語にするのは英語 で理解(イメージ)したことを、さらに日本語にして説明する必要がある場合]
× 英語→日本語→理解

このことがわかっていないと、実用を目指すあなたの英語学習は無駄に遠回りすることになります。

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