心臓マッサージは命を救う
心肺蘇生術あるいはCPRと呼ばれている救命処置で心拍停止で苦しんでいる人を助けることができます。このようなことは、人の心臓が鼓動を止め、そしてもはや呼吸をしていないときに起きます。
CPR術にはふたつの部分があります:人の口に空気を吹き込んで肺に空気を入れること、そして胸を圧迫して心臓が鼓動するようにすることです。CPRは、救急医療の助けが到着するまで体中に血液を流し続けるために行われます。
最近、新しい調査により、胸を圧迫することはCPR術すべてを行うのとまさに同じような効果があることがわかりました。この調査結果はThe New England Journal of Medicine誌で公表されました。
何百万人という人々がこれまでCPR術を学んできました。しかしながら、アメリカ合衆国における心拍停止者の半分以下の人しか救急医療士たちが駆けつける前にCPRを受けていません。多くのアメリカ人は、病気の感染を恐れて見知らぬ人の口に空気を吹き込むことを嫌がります。専門家は、もしCPRがもっと行われればもっと多くの患者を救うことができると言っています。
ワシントン大学の研究者たちが、今回の新しい調査を行いました。これはシアトル地域の医療救助士たちへの電話の結果に基づいたものです。500人以上の人が心拍停止で苦しんでいる人がいると(医療救助員へ)電話で通報しました。
電話をした人のうち約半分は救急隊員たちが到着するまで患者の胸を圧迫するよう言われました。ほかの半分の人は完全なCPR術をする指示を与えられました。その人たちは、患者の口に空気を吹き込んで胸を圧迫するよう言われたのです。研究者たちによれば、完全な方法説明をするのにほぼ1分半よけいに時間がかかったそうです。
完全なCPR術を受けた人々の中で約10%の患者が助かりました。心臓マッサージのみを受けた人々の中では、14%以上の患者が助かりました。
研究者たちは、CPR術の訓練を受けていない人が心拍停止を起こしている人を助けるのには心臓マッサージだけをすることが最良の方法かもしれないと言っています。
The New England Journal of Medicine誌はこの調査結果とともに注釈を発表しました。その注釈によれば、心拍停止で苦しんでいる人を見た人は、心臓マッサージのみのCPR術をすぐさま始めるべきだということでした。
しかしながら、アメリカ心臓病協会は、今回の調査結果は口から口への処置はやめるべきだということではないと言っています。協会によれば、人々はCPR術の(ふたつの部分の)両方を教えられるべきであるとのことです。
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