縮む五大湖
北米の五大湖は世界で最も大きな淡水湖の集まりです。それぞれの名前は、スペリオル、ミシガン、ヒューロン、エリー、オンタリオです。これらは中西部のミネソタ州から東部のニューヨーク州まで広がっています。
5つの湖の中で、ミシガン湖だけがアメリカ合衆国の国土に完全に入っています。他の4つの湖はアメリカ合衆国とカナダで共有されています。五大湖はまた2国の国境の一部となっています。1909年の協定はそれらの湖の2国による共同管理を規定しています。
五大湖は北米で最も重要な内陸の水路となっています。5つの湖とそれらの運河は、アメリカ合衆国とカナダの経済にとって重要なものです。
科学者によれば、数年間の暖かで乾燥した天候によって五大湖すべての水位が下がっているそうです。水位はミシガン湖と、ヒューロン湖、エリー湖で最も速く下がりました。しかし、スペリオル湖とオンタリオ湖もまた平均より低くなっています。夏の終わりまでには、五大湖は(水位を)記録してきた120年間で最も低い水位になると予測されます。
湖の水位が低くなったひとつの理由は、過去2年間でアメリカ合衆国北部とカナダ東部で降雨と降雪が少なかったためです。スペリオル湖はその水のほとんどを雪解け水から得ています。その水のほとんどはそれからその他の(4つの)湖へ流れます。さらに、(平年より)暖かい気温が湖の水をより多く蒸発させました。
当局者たちは、五大湖の低水位は回漕業、漁業、旅行業および環境に影響を与えると言っています。
多くの地域ではこの問題を岸の近くの柔らかい湖底を掘ることによって対処しています。この浚渫(しゅんせつ)と呼ばれる作業は船が運行できるように水深を深くすることを目的としています。
しかし浚渫は一部の何人かの環境問題専門家の懸念を招きました。環境問題専門家たちは、湖底の微粒子が植物や動物に有害である可能性があると言っています。しかも彼らによれば、湖岸の近くに取水パイプのある地域社会の水供給を危うくする恐れがあるそうです。
アメリカ合衆国とカナダの当局者たちは、今年スペリオル湖とオンタリオ湖から流出可能な水量を減らすことによって水位を調整しようと試みます。しかしながら、当局者たちは、少なくとも1年は五大湖の水位が元に戻ることは期待できないと言っています。
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