遺伝子工学報告書
今月の初旬、科学アカデミーの委員会は、遺伝子工学で作られた農作物の安全性を調べた報告書を公表しました。この報告書は、遺伝子工学による生産物について、アメリカ合衆国内での議論に影響を与えることが予想されます。遺伝子工学は生物の遺伝子を換える科学技術です。
科学アカデミーは、100年以上前に議会によって設立された民間団体です。議会は科学アカデミーに科学や科学技術について政府関係者に助言するよう指示しました。
今回の新しい報告書は、昆虫や病気に抵抗力のある特殊な遺伝子で操作された植物の安全性を調べたものです。昨年、アメリカ合衆国では農家が3,000万ヘクタール以上の遺伝子操作された農作物を植えました。
報告書を書いた委員会は、現在販売されているどの食品にも遺伝子操作されたために食用に安全でないということを示す証拠はなかったと述べました。しかしながら委員会は、このような農作物に対して責任のあるアメリカ政府関係者に人々の健康と環境を守るため、より対策を講じるよう強く求めました。
報告書は、健康や環境問題を引き起こすと証明された農作物はほとんどないと述べています。しかしながら、報告書は、(遺伝子)操作された植物の変化は念入りに監視すべきであると言っています。さらに、報告書は人間に有害な反応を引き起こすかもしれない遺伝子を特定する方法の改善を求めています。
科学者たちは、(遺伝子)操作された植物がほかの生き物に影響を与えるかもしれないという考えを含めた環境上の懸念を検討しました。彼らは、耐昆虫遺伝子がどのぐらいの度合いで広がるか特定することや、その広がりを抑える方法を開発することをさらに研究するよう提案しました。
報告書は、政府が遺伝子工学を監視する方法の改善も要求しました。委員会の長であるPerry Adkisson は、遺伝子操作された食品を人々が受け入れるかどうかは、独立した検査と政府の規定次第であると言っています。彼は、検査と規定は、完全なものであり一般に認められている科学的考え方に基づいたものでなければならないと述べました。
900以上の会社や研究センターを代表するある業界団体は調査結果を賞賛しました。ある広報担当者は、報告書が遺伝子操作された食品は安全であると立証していると述べました。しかしながら、環境団体やそのほかの団体はもっと批判的でした。彼らによれば、報告書を書いた人の中には生物工学産業と緊密な関係を持っている人がいるということです。
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