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研究者エドワード ニップリング


一流のアメリカ人研究科学者が先月バージニア州の自宅で亡くなりました。Edward Knipling91歳でした。

Knipling氏は昆虫研究における世界的に著名な専門家でした。彼の研究の大半は、米国農務省の主要研究機関である農業研究部のためになされました。

Knipling氏は生涯に科学栄誉賞や、世界食糧賞を含む数多くの賞を受賞しました。昨年、Progressive Farmer誌は過去100年間にアメリカ農業に非常な影響を与えた21人の科学者の中に彼の名を挙げました。

Knipling氏は、有害な化学薬品を使うことなく昆虫の増殖を防ぐ効果的な方法を開発しました。彼の試みは、北米から野生のラセンウジバエの個体群を消滅させました。このことは、世界中の農家が何億ドルという損失をこうむるのを防ぐことに役立ちました。

ラセンウジバエは、牛やほかの家畜の皮膚の切り傷に卵を生みつけます。幼虫が生まれると、幼虫は動物の生きている組織を餌にして、傷をひどくします。もし治療されることがなければ、成熟した牛が数日内に死ぬことがあります。

Knipling氏ともうひとりのアメリカ人研究者Raymond Bushlandはこの昆虫が蔓延するのをくい止める方法を開発しました。彼らは放射線を使って雄のラセンウジバエが生殖できないようにさせました。つぎに彼らは、その処理された雄が繁殖能力のあるメスの成虫と原野で交尾するように放しました。そのメスの生んだ卵は受精することが出来ず、ラセンウジバエの子を産みだすことはありませんでした。結果としてこの昆虫の数は急激に減少しました。

この方法は、地中海ミバエのような農業に害のあるほかの昆虫を殺すために今や世界中で使われています。アフリカでは、眠り病を広めるツェツェバエの増殖を防ぐのにこの方法が使われています。

Knipling氏は、害虫の増殖を防ぐために何種かの昆虫の天敵を利用するという考えを発展させる手助けもしました。害虫によっては化学的な抑制より生物学的な抑制の方が扱いやすいのです。

この考えは発展して環境を害さないほかの方法を取り入れるようになりました。それらの方法には昆虫の交尾の妨害や昆虫の増殖防止に自然物質を使用することが含まれています。

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