シカゴの死海文書
たくさんの人々が、死海文書(しかいもんじょ)と呼ばれる古代の文書を見るためにイリノイ州、シカゴの博物館を訪れています。世界的に有名なこの文書は、6月の中旬までフィールド自然史博物館で展示されます。博物館関係者は、これは北米で最も大規模な死海文書の展示であると言っています。イスラエルの高官がこの文書を博物館に貸し出しました。
死海文書は、2,000年以上前に現在ではイスラエルとなっている地で書かれました。それらは、旧約聖書の最も古い残存する写しを代表するものです。ユダヤ教とキリスト教はこの聖書を神聖なるものと考えています。
考古学の専門家によっては、この死海文書を20世紀で最も重要な発見のひとつであると称してきました。この文書は、死海の北西海岸沿いのクムラン近くで1947年に発見されました。
1947年から1956年の間に8つのほぼ完全な文書がクムランの近くの洞窟で見つかりました。10万枚以上の文書の断片も見つかりました。あるものは1メートルもの長さがありました。そのほかのものはわずか数センチの長さでした。
死海文書は動物の皮とパピルスと呼ばれる古代の用紙に書かれていました。この文書はヘブライ語、アラム語、ギリシャ語の3つの言語で書かれていました。
専門家たちによれば、この文書のいくつかは、これを書いた人々の律法や信条について述べているそうです。多くの専門家たちは、書いたのはクムランに住んでいたエッセネ派と呼ばれる信徒集団の人々であると考えています。ほかの専門家たちは、この文書はエルサレムで書かれて、侵略してくるローマ軍から守るためにクムランの近くの洞窟に隠されたと考えています。
フィールド博物館の展示には15の古代文書の一部分が入っています。それらの中にはイスラエル以外ではこれまで展示されたことのない5つの文書があります。この展示にはクムランの近くの居住地から出た80個の古代遺物もあります。それらの中には容器類や貨幣、靴があります。
専門家たちは、引き続き死海文書の言葉の意味を研究しています。彼らはこの巻物を保護し、文書の断片をまとめる作業もしています。ひとつ問題が伴うのは、この巻物を平らなガラスに貼り付けるために50年前に使われたセロハンテープです。1人の専門家は、現在の研究者の主な仕事は、死海文書からこのテープを安全にはがすことであると言っていました。
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