貧困に関する世界銀行の報告書
世界銀行は、貧困者についての新しい報告書を発表しました。その報告書は世界中の貧困の原因と影響についての10年間の研究を記述したものです。研究者たちは、60カ国、6万人以上の貧 しい人々と話をしました。この報告書は「貧しき人々の声」と名づけられた本で発表されました。
報告書は、貧困とは単に金銭の不足ということではないと論じています。報告書は、人々は貧困 によって感情的に傷つけられていると述べています。貧困は、人々を無力な、卑屈な、そして隷属的な気持ちにさせるのです。研究者たちは、貧困者たちは恒常的に飢えていると言っています。 彼らはたいてい、きれいな水、ごみ(廃水、排泄物)処理施設、道路を持っていません。そして「貧しき人々の声」 は、貧困者たちにとって大きな恐れは、高額な医療費がかかり、労働に支障が出る病気であると述べています。
研究者たちは、政府が貧困の諸問題に適切に介入していないということも明らかにしました。貧 困者たちは、政府機関関係者からしばしばひどい扱いを受けると言っています。これら政府機関 関係者には警察官、衛生官、教育者、そして民生官がいます。報告書は、このことが貧困者たち の政府に対する不信感につながっていると述べています。
研究者たちは、貧困であることが、家族関係にも重大な問題を生じていることも明らかにしまし た。男性は多くの文化圏で、家長であると考えられています。男性は稼ぎ手となることが当然だ と考えられています。研究者たちは、貧しい男たちは自分たちの家族の家計をささえることがで きない結果、しばしばアルコールに依存するようになることを明らかにしました。研究者たちは、中には妻に暴力をふるう男性がいるとも言っています。
「貧しき人々の声」の中心的執筆者は、貧困者たちは自分たちの生活状態を変えていくことに参 加する必要があると言っています。Deepa Narayan女史は、地域レベルから国際レベルに至る まで政府のシステムに変更が必要だと言っています。Narayan女史は、貧困者は政府、非政府 団体、国際的機関に直接交渉する力を与えられるべきであると言っています。
Narayan女史は、小さな地域社会のプロジェクトを支援する世界銀行の新しい取り組みを賞賛 しています。女史は、地域社会の人々は、自分たちが必要としているものを他の誰よりもよく知 っていると信じています。そして女史は、彼らこそがそれらの要求を満足させる方法を最も適切 に決めることが出来ると信じています。「貧しき人々の声」は、貧困者に自分たちの生活に対し てもっと指揮権を与えることが世界中の貧困と闘う助けとなると論じています。
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